早稲田大学国際教養学部スウェーデン留学記

SILS生がヨーテボリ大学での留学生活をラフに綴ります!

ひとりでオーロラとフィヨルド見てきた話:キルナ・ナルビク旅行ー準備編ー

おっす~~~~~~~おれです。

 

お前友だちいないの?と煽られそうなタイトルなのだが、ドタキャンとか色々な原因が重なって一人で行くことになってしまったのだ、ガハハ!

でも一度ぐらい壮大な一人旅(?)的なものをしてみたかったのです。

でもでも、おすすめしません!

具体的な話はー旅行編ーで語るのだが、土地勘のない場所、かつマイナス30度近いとこに一人でオーロラ見に行くのは、ちょっとやばかった、と今になって思う。

カナダのイエローナイフに個人でオーロラ観光しにいった邦人が行方不明→のち死亡という事件もあるので、よくはないです。

ゆえに、これから紹介するのはお話は「ふーん、こんな方法もあるのね」程度に読んでくれれば幸いである!

 

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北欧と言ったら思いつくのが、やっぱりオーロラです。

スウェーデンに留学に行く!と伝えると、十中八九「オーロラ見れんじゃん」と返ってくる。だが、スウェーデンならどこでもオーロラが見えるのかというとそうではない。

わたしが留学していたヨーテボリで見れたこともあるそうだが、生きてるうちにまた見れたらいいんじゃね?っていうぐらいで見れない。

となると目指すは北!北極圏!スウェーデンでかつオーロラが見れる場所、それがキルナである!

 

①オーロラを見に行くのには割と手間がかかる

・キルナで見るか、アビスコで見るか

キルナのほかにアビスコという街でもオーロラを見ることができる。国立公園があり、夏限定だけど「王様の散歩道(クングスレーデン)」と呼ばれるトレッキングコースが有名(規模全然違うけど、尾瀬みたいな感じ?)。

キルナよりも北へ電車で1時間弱かかるところにあり、オーロラツアーやサーミ族の文化体験ができるツアーなど、キルナと同様に観光客向けの街である。

 

・ツアーに参加するか、自力で見るか

ネットを見てると「ツアーに参加しました!」「ツアーでオーロラシャワーを体験!」みたいな記事ばっかりで、そうか、ツアーに参加しなければオーロラ見れないんか…と思っていた。

それでネットを鵜呑みにしてキルナとアビスコのツアーをググったところ、

https://www.visitabisko.com/highlights/northern-lights/ 

 

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たっけえ~~~~~~~~~~~~~~

高杉。3時間で1万5千円は高すぎる!!少なくとも苦学生にはな!

一番安いのでも695SEK(8300円ぐらい)するし、確実にオーロラを見れる保証もないので手が出なかった。

 

・宿泊費が高い

どうも、これらのオーロラツアーはアビスコの「ツーリストステーションSTF」という宿を拠点に催されているらしく、その宿泊費も高い。もちろんツアー代は別途なので、

まじで金がかかる。安宿もあるらしいけど、ツアーの集合場所までの道のりが険しそう…。車もないし…。

 

以上の3点を踏まえてけちん坊のわたしが出した結論が.............................

キルナで安宿を取り、自力でオーロラを見る!

そのあとナルビクに3時間滞在してフィヨルド見る!

でした! 

 

②滞在期間を決める
ここはめちゃくちゃ迷いどころ。
オーロラ=自然現象なので、あまり短かすぎても見れないかもしれないし、長いからといって必ず見れるとは限らない。お財布と会議してください。
あと天気予報!!!!!!これ超気にしてほしい!
当然なるべく晴れてる日を選ぶわけですが、北極圏という場所柄なのか予報がコロコロ変わるのであまり当てにならない面もあります。
そんでもって文字通りうんうんと悩んで出した答えが、、
キルナで2泊3日(晴れの1日本命+予備日)、その後ナルビクに3時間滞在、夕方の電車に乗ってストックホルム経由で帰る!
という旅程でした。

 

 

④移動手段を決める

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・飛行機

高いけど一番早く行ける方法です。キルナ空港があるので、お金がある人は楽に行けるかも。

・バス

調べたら長距離バスも走っている。同じ日本人留学生が利用してたけど、24時間強かかるらしい。安い。

・夜行列車

わたくしはこれで行きました。ヨーテボリを発ち、Boden(ボーデン)という所で乗り換えをしてキルナに到着します。ストックホルム経由もあるみたい。片道20時間ぐらいかかるけど、寝台を取れば楽。(わたしは寝台を取らなかった、座席に雑魚寝、ツラいけどいい経験だった)。

キルナからナルビクは電車で3時間ほどで行けます。途中でアビスコを経由するので行きたければ寄れる。

もちろん、早い時期に取ればかなり安い価格で座席を取ることができます。わたしはギリギリだったので色々妥協して2等のやっすい座席を取りました。

 

【移動費内訳】出発の2週間前に購入し学割(Mecenat)を使用しました。

ヨーテボリー>ボーデンー>キルナ:Kr 575(¥6,340)

キルナー>ナルビク:Kr 115(¥1,300)

ナルビクー>ストックホルムー>ヨーテボリ Kr 365(¥4,000)

移動費合計:約¥11,640

 

やっす~~~~~~~~い(と自分では思っている)

チケット購入はスウェーデン国鉄のSJから!

www.sj.se

 

④宿をとる
私が愛用していた「Hostelworld.com」(安いホステルを見つけるのに最適)はここでは役に立ちませんでした!

www.japanese.hostelworld.com


ビスコやキルナあたりでは宿も限られてくるらしく、宿がひとつも見つからなかった。極端に過酷じゃないところ(都市部とかそれなりの郊外とか)では「Hostelworld」はめちゃ便利です。
次に漁ったのは「Booking.com」。

 

Booking.com | 公式サイト | ホテル、旅館など

 

 

前述したように、アビスコSTFツーリストステーションはまじで高い。ほかにもう少し安いところ(一泊1万円くらい)もあるみたいだけど、予約で埋まってました。
繰り返しになるけど、オーロラ旅行はまじで早目に計画したほうがよいです。
そんなわけで目的地がキルナになった訳なんですが、キルナのほうが宿も多い感じがします。

 

ちなみに宿泊したのが

SPiS Hotel & Hostel(二段ベッドで一泊¥4000くらい)と

STF Malmfältens Folkhögskola(一人部屋で¥7500くらい)

というところ。できれば同じ宿舎で連泊したかったのですが、予約取るのが遅すぎて空きがなかった...怠惰は罪。結局キルナのSTFにも一泊したのですが、サウナがあってまあいいじゃんとなった。


はい!以上がオーロラ・フィヨルド旅行ー準備編ーです。
図らずも長くなってしまいました。
1人でオーロラ見に行くとかまじで陰キャの極みのような気がするけど、もし安くオーロラ見に行きたい!とか一人旅したい!とか友達がいない!とか
一つでも当てはまる人がいたら参考にしてね!

(読者の方に何か不利な結果が生じても、当方は一切の責任を負いません。)

 

次はいよいよ旅行編を書くぞ!


じゃあの!

 

春学期取っていた授業を紹介すんぞ!

おっすおれです!

ゼミやらテストやらバイトやらで忙しいが、隙間時間を見つけて色々と追記していきます。

今日は春学期に取っていた授業を紹介するぞ~

秋学期は社会学系の授業を主に取っていたのですが、春学期は気が狂ってしまい、ヨーテボリ大学の看板学部「Handels」で経済学や開発学、商学系、あと全然関係ない翻訳を勉強していました(爆死)。少しでも参考になれば万々歳!

 

1.EGG960 EU: Economic Integration and Regional Competitiveness, 7.5ECT

文字通り、EUとはなんじゃらほいということを勉強する授業です。

EU機関の役割から、EUが協定国や国際問題にどうアプローチしているのかなど、EU大好きマンなら楽しいと思う。担当の先生が超絶優しい。日本のことを「ジャッパーン」って呼ぶ。かわいい。

テストは論文形式で、朝9:00にGULを通して問題が5問ほど出され、家でパソコンを開きながら17:00までに仕上げる感じ。割とキツい。先生優しいんじゃなかったの!?って感じで裏切られる。Home-Examなので、テキストや参考資料を見ながら解けるものの、1問につき最低でも750words(?)ぐらい書かなきゃいけないから、前日までに復習しておかないとツムツム。私はそのツムツムだったのだが、やっすいインスタントコーヒーをガブガブ飲みクリアした。

 

2.KGG941 Spring19 Development Geography - A World of Difference, 7.5ECT

開発学と地政学がミックスしたような授業。個人的に面白かったし、好き。

開発学って何だろうっていう基礎中の基礎から始まり、どのようなフローで開発は進むのか、環境問題と開発の関係、教育やジェンダーから見た開発など、開発学についてまんべんなく学べる授業。好き(2回目)。高校のときに地理を取っておけばよかったな~と思った。

成績はグループペーパー、グループプレゼン、Home-Examで決まる。ちょっとハード。グループペーパーでは、Global Southっていうグループに分類される国(いわゆる低~中レベルの経済発展国)からGDPが高い国を一つ、低い国を一つ選んで比較分析するというもの。
これも3~4人でやるので連携が取れないとキツいぞ(はーと)。ちなみに、私は中国とエチオピアを選び、チームアジアで頑張った。(人種差別とまではいかないが、スウェーデンでもそういう同じ文化圏のグループみたいなのは自然にできる)
グループプレゼンは、そのグループペーパーを簡単に説明するだけなのでそこまで苦ではない。
Home-Examは、EUの授業に比べて2日ほどの猶予が与えられるが、復習しとかないとバリきついので、ちゃんとお勉強しような!


3・4.EHG026 Spring 19 The Swedish Model in the Labour Market, 7.5ECT, 50%
これは留学生に人気の授業。もう一つの「The Swedish Model and Equality: Family Policy and Gender Relation」とセットで取る人が多いみたい。
わたしは、Swedish Politicsでばちこりスウェーデンの政治とか政策を学んでしまったので、スウェーデン労働市場ってどんな感じなんだろ~と、ここにきてスウェーデン愛(ワンチャンスウェーデンで働けるんじゃね?という不純な動機)がふつふつと湧き上がってしまったので、これだけ取ることにした。
レベルもそんなに高くないし、ちゃんと勉強してれば単位はくる。その「ちゃんと」がやはり難しいのだが。

 

3.4.SPL133 V19 Thinking translation, 7.5ECT, 50%
留学直前に、日本の戦後文学を勉強していたために文学に飢えてしまい、何か関係あるものをと探した結果この授業を取ることにした。
が、挫折。想像してたのとちょっと違ったっていうのと、帰国間近の焦りからヨーテボリ近くの群島に足繫く通ってリアリティからエスケープすることにフォーカスしたためにドロップするはめになった。

 

はい、以上です!
秋にとっていたSocial Science系の授業も大変だったけど、Handels(経済学系)の授業はコツコツやるというか勉強量が多かったです。
寮では集中できないし、HandelsとかSocial Scienceの図書館が宮殿っぽくて好きだったので、割と図書館に通ってた覚えがあります。
上手く息抜きしながらがんばってください!

さばら!

 

 

15. スーパーマーケット

 はいはいおれです。

 

実はヨーテボリに来たら一番といっても過言ではない、スーパーはどんな感じなのか、何を買って何を食えばよいのかということを伝えるのを忘れていた!これはまずい!

ということで、ヨーテボリのスーパーについて話すぞ

 

①4つのスーパー

ヨーテボリには主に4つのスーパー:Hemköp, ICA, Coop, Willysがあります。

Hemköpはイオン、Willysは西友という感じで価格にも幅があります。

私の寮の近くにはCoopしかないので基本そこで買い物をしてますが、値段は高いので留学後半はトラムを乗り継いでHemköpに通っていました。

 

②値段

高い安いは物品によるぞ!

野菜だとジャガイモやニンジンなんかは安いけど、キャベツやきゅうりはほんとに高い。果物はリンゴとバナナがまあまあ安い感じ。あと肉類は基本的に高い。ビールはハイネケンが12KR(150円くらい)で買えるぐらい安価なほう。

良さげな記事があったので下記参照してくれよな。

www.aritanbo.comhttps://www.aritanbo.com/sweden_price

 

③買い方

日本と大きく違うのは、野菜や果物が量り売りであるところ。日本だと6個で300円とかだけど、スウェーデンでは”1キロ25.95kr”みたいな感じ。大抵ビニール袋が置いてあるので、買いたい分だけ入れてレジに持っていきます。バナナなんかは7つぐらいが一束になってたりするが、ここでは買いたい分だけ勝手にもぎとることが許されている。近くに重量計もあるぞ!あとは、個数で売っている場合もあり、その場合は"30.95kr/st"と表記されてるのでよく確認しませう。

 

④サラダバー

どのスーパーにもサラダバー的なのがあります。いとうまし!!!!

下の写真でいうと、値段は100グラム11.90kr(148円ぐらい)です。

 

日本食

醤油や米、豆腐、ラーメン、なんなら照り焼きソースまで売っていたりします、高いけど。(アジアンマーケットもあるのでそっちで買うほうがお得かも!また別の記事で書くぞ~)

 

⑥レジ

はい!お会計についてです。日本ではレジかごをぼんっと置くと店員さんがぴゃっぴゃっかぴゃっぴゃか清算してくれますが、ここでは違います!違うのだ!諸君!!諸君~~~~~わたしは日本と同じだと思って大恥をかいてしまった。というのも、スウェーデンでは(というか海外どこもそうなんだろうな)、自分でかごからひとつひとつ品物を出してレジを通すのである!わたしは、かごごとベルトコンベアに置いてしまい、たちまち外国人乙!という目で見られてしまった。

 

⑦買い物袋

日本と同じで買い物袋は有料です。ちなみにスーパーに限らず、服屋や酒屋、家具量販店など基本的に袋は有料です!マイバッグもっていこうな~

 

⑧その他

ティッシュの文化がないのかってぐらい見つけるのが大変である。わたしの近くのCoopにはなく、中心市街のWillysで売ってるレベル(しかも1個ずつ)。あと、野菜ジュースも見当たらない、フルーツミックス的なのはあるけれど。卵も色々な種類があって、安いやつは黄身の色が薄くてまじで食欲失せる。ウケる。スウェーデン人は生卵を食べる習慣がないので何とも言えないらしいが、一応きっちり加熱したほうがいいらしい。水は基本炭酸水で売ってる。炭酸抜きの水もあるけどちょっと高い。でも水道水飲めるから別に買わなくてもいい。KEXのチョコが安くてうまい。ツナ缶とかも売ってる。食パンはサイズが小さめ。たまにカビが生えているものをそのまま売っていたりするのでよく確認したほうがいい。

 

以上!じゃあのー

 

 

14. Mecenat(学割)、もっと早く使ったほうがよかったんじゃね?

はい、おれです!

最高気温がマイナス3度ぐらい。(これは真冬に書いた記事である)

私は地方出身なので雪が嫌いです。雪が降って喜ぶのは都会民ぐらいだよな、な! 

 

冬休みはスウェーデンを出てヨーロッパを旅したのですが、それに関連する記事を書きたいと思います。ではゆくぞ

 

旅行の際はバスだったり、ホテルだったりを予約しなければならないのだが、苦学生にとって問題になってくるのはやはり、である。金がなければ何も始まらないのである。

 

しかし、学生ビザで留学中の方がほとんどであろうから、現地で金を生み出すことはできないのが実情である。ゆえに、支出を抑えることに気を配らねばならない。そこで今回紹介するのが、Mecenat(メセナ)カードである。

 

 

mecenat.com

 

ざっくり言うと、メセナカードとはスウェーデンで使える学生割引である!バスや鉄道、飛行機、ホテルはもちろん、水族館や博物館、通販など色々なとこで使えちゃう苦学生必見の割引サービスなのだ~~。ちなみにぽきはよくFlixbusを使うのだが、メセナを使って申込すると20%割引してもらえるのだ~。

 

 

Mecenatカードを入手方法(ヨーテボリ大学生限定)

①大学のサービスセンターに行き、Temporary Student Number(マイナンバー的なやつ)をもらう

ヨーテボリ大学のメール(@student.gu.se)にMecenatからメールが来ているはずなので、そこからMecenatアプリに移動する

③Student Number (Mecenatからのメールに記載されてる)とTemporary Student Numberを入力する

④完成!(スマホで閲覧可能、申請すれば直接カードをもらうこともできるそう)

(※追記:申請方法がコロコロ変わるそうなので、必ず最新の情報を確認してください)

 

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Mecenatのホームページを見ると色々な所で割引が使えるっぽいのですが、

私はFlixbusやSJ(スウェーデン国鉄)でしかほとんど使いませんでした。

あと、トラムの定期券を学割で買うときも必須なので、まじで作っておくことをオススメします!

 

 以上、Mecenat(学割)に関するお話でした!さばら!


 

 

 

13. 帰国

おれです!!!!

 

6月末にとっくに留学を終えて、無事に帰国しました!

当初はモチベがゼロに近いまま留学に出向き、人生~~~~~~~~などと遠い日本を想いながら過ごしていたわたしですが、なんだかんだ最後はまじで日本に帰りたくなくなってしまった。

 

留学ブログ書いてやんぞ、オラ!!と意気込んで始めた量産型ブログですが、

そのまま終わらせるのももったいないので、すべて書き尽くすまではこっそり続けていきたいと思います。

 

とりあえず、帰国のご報告でした!

じゃあのー

【番外】第三国(スウェーデン)でロシア観光ビザは取得できるのか

おっす~おれです。

 

ブログを長らく更新してなくてすみません。

留学生は勉強をしたり、YouTubeを見たり、Facebookやインスタで友達のリア充(留学の充実度)を確認して一喜一憂したりするので忙しいのであります。

 

もうすぐ大学がイースター休暇(1週間ちょっとぐらい)に入るので、旅行の計画を立てていました。気づけば留学もあと3か月しかないことに気づき、日本からでは中々行けないようなところに行きたいなと思ったわけです。

 

そこでロシアです。

当時華のJKだったわたしは世界史を選択していたのですが、中でもうわ~~めちゃんこおもしろいやんけ!と思ったのがトルコとロシアであります。

というのも、お慕いしていた超売れっ子の世界史の先生がこの2国を推していたのもあり(新婚旅行はトルコだったらしい、素敵)、そんなに言うなら死ぬ前に行ってみたいものだなと、教室の机の上でうたた寝をしておりました。

 

が、昨年末に世界最強と謳われた日本のパスポートをもってしてもロシアに入国するのはそう簡単ではごじゃあせん。ビザを取得しなければならないのです。しかも、それを日本国籍のわたしが、留学先のスウェーデン(第三国)で取得できるのか、いや無理ゲーだろ、試すだけ無駄無駄イワンこっちゃないと思っていたわけです。

でもね!何とかビザを手に入れることができたのだ!うれしき、たのしき、ボリシェヴィキ~~~~~~~~

 

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ここからはその一部始終を説明するぞい

 

1.ロシア観光ビザ取得ー申請先を選ぶー

スウェーデンにあるロシアビザセンターは全部で2か所です。

ストックホルムhttp://stockholm.kdmid.ru/queue-en/

ヨーテボリhttps://gothenburg.mid.ru/en/consular_services/visa/russian_visa_centers/

 

滞在先から近いほうを選びます。

 

 

2.ロシア観光ビザ取得ー準備ー

 

今回私が取得したのは観光ビザです。このビザで最大30日間ロシアに滞在することができます。

 

①準備物

・日本のパスポート(申請中は回収されるのでコピーを取っておこう)

スウェーデン在住許可証カード (Uppehållstillstånd)

・海外保険の証明書

・空(から)バウチャー (1500円ほど)

・電子査証申請書(EVA=Electronic Visa Application)

・EVAに貼り付ける用の顔写真

パスポートサイズ 35mm×45mm で6か月以内に撮影したもので背景が白色のものを使用してください!わたしは青色だったので撮り直しさせられた!!!!あと顔デカくね?ってぐらい顔アップ(写真全体のうち70%ぐらい)のものを用意しましょう。)

 

②手順

1.空バウチャーを購入

2.EVAを取得(空バウチャーが必要)ー申請先(Application form recipient)にはストックホルムヨーテボリのいずれかを選びます。私はヨーテボリに住んでいるので、「Consulate General of The Russian Federation in Gothenburg」を選択しました。

3.在スウェーデンロシア領事館もしくはビザセンターに上記の準備物を提出

4.観光ビザを取得 (私の場合:5日間滞在予定の申請 ->10日ほどでビザ交付)

 

 

空バウチャー購入先(英語)ー海外保険も購入できるみたい

www.travelrussia.su

 

EVA取得先(日本語あり):

visa.kdmid.ru

 

空バウチャーとEVAの取得については下記のサイトを参考にしました。

 

momcom.site

 

上のサイトの通り、空バウチャーに記入する目的地の都市名(モスクワやサンクトペテルブルクなど)は正確に記入しましたが「滞在先のホテルの住所」などは適当で構いません。ビザ申請時にも特に確認されませんでした。

 

 

3.ロシア観光ビザ取得ー申請ー

準備物が整ったら、まずは申請先にアポイントメントを取ります。

アポ取得先:

ストックホルムhttp://stockholm.kdmid.ru/queue-en/

ヨーテボリhttp://gothenburg.kdmid.ru/queue-en/

 

ちなみに、ヨーテボリのビザセンターはかなりこじんまりとしていました。出入りは自由ではなく、インターホンを押して用件を伝えないとドアを開けてもらえません。

準備物を提出すると、この日にビザを取りに来てねと整理券を渡されます。

上にも書いたがここでパスポートを回収されてしまうのだ!ピョ~~~~~!!たちまち、身分を証明できないマンと化してしまうのでコピーを取っておこうな!エカチェリーナ!!!!

 

 

4.ロシア観光ビザ取得ー交付ー

 

はい、私の場合10日ほどでビザが交付されました。

これはロシアに滞在する日程によって変わるようです。

再度ビザセンターに行き整理券を受付に渡すと、ビザがベタっと貼られたパスポートが返ってきました。

 

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ロシアビザ(見本)

 

Oh....一度諦めかけたロシアビザが今私の手に……

ロシアビザかっけえ……その喜びをしかと噛みしめながら、ビザに記載されている「名前」「生年月日」「出入国の日付」その他もろもろを確認しましょう。ここで間違っていたら入国審査でシベリア送り待ったなしである。

 

 

 

 

まとめ:第三国(スウェーデン)でロシア観光ビザは取得できる

あくまでスウェーデンの例ですが、第三国でロシアビザを取得することができました。晴れてモスクワとサンクトペテルブルクに行けることになって万々歳!もしロシア観光に興味のある方はお試しあれ。

以上だ!読んでくれてスパシーバ!

 

12. 秋学期の授業を紹介するぞ

おっす~~~~おれです。秋学期が終わった。つらすぎた。ちなみに春学期がすでに始まっている。ツラい。

最後の授業は単位来るか厳しいとこですが、果報は寝て待て、というので一日8時間ぐらい寝たいと思います。(追記:テスト落ちてしまいました。再試です。寝ても果報はこなかったぜ、ガハハ)

 

秋学期が終わって言えることは、授業の選択ミスったということです。はい。もっとシラバスちゃんと読めばよかったな。その反面、やっぱり授業の雰囲気とか、教授は面白いかそうじゃないかとか、テストはどんな感じかなど、大事な情報を得られなかったところはどこか解せないのである。というのも、慶應大では各大学の留学OBがそれらの情報をレポートにまとめてくれるらしいのだ。

なんだこの差は!!!!!!!!!!!早稲田の某留学センターのHPにもそういうのあるけど、大した情報載ってないし、情報自体が古かったりするし、な~にが「全員留学目指します(ドヤ)」だ、などと思ってしまった。

 

そんでもって今回は秋学期に取っていた授業を紹介するぜ!これからヨーテボリ大学に留学する方に有益な記事である!!!!!!(かなりコア)

 

日本と違いスウェーデンでは、

1学期を4つのクォーターに分けて授業を行います。基本的に1クォーターに一つの授業しかとれず、約1か月間集中して1つの分野を学ぶことになります。だから、興味皆無な授業を取ってしまうと1か月間まじでツラくなるのだ!

 

◆◆

クォーター1 - Comparing Media Systems Around The World, 7.5 ECTS

文字通り、各国のメディアを比較しながらメディアとは何ぞやということ勉強する授業。国ごとのメディアの特徴や市場、メディアと政治の関係、スウェーデンのメディアの歴史など、メディア大好きマンなら楽しいかもしれない。ただ、EU圏の学生が多いし、ヨーロッパのメディアについて分析することが多くて(当たり前だが)、単純に面白くねえなと思ってしまった。どうせならまんべんなくやってほしかった。後半は博士課程の学生が授業をしていたのだが、これがほんとにつらい。かなりザックリ言うと、Content Analysisと称して、メディアがどのような内容をニュースにしているのかを分析しよう、というものであった。聞こえはいいが、知識ゼロの学生にいきなりSPSS(統計のソフト)を使わせて、何十もの記事を読ませ、たったの2日弱でグループペーパーとプレゼンを用意させるという、なんとも学生に優しくない博士の卵であった。もはや学生に対するいじめである。

 

 

クォーター2 - Swedish Politics in a Comparative Perspective, 7.5 ECTS

ドハマり授業。やばい。うわ、つら~っていう量のリーディングを課されるスウェーデンらしからぬ授業。けど、スウェーデンの政治や福祉を学べるいい授業。主に、他国と比較しながら、スウェーデンの政治や政党、社会保障、極右政党(Sweden Democrats)について勉強する。セミナー(ゼミ)重視の授業。イギリス人の友達とタッグを組み、日本とスウェーデンの政治を比べたプレゼンなどをした。(アジアの例を扱ったのがわたしのグループだけだったのでウケがよかった)。最後にはスウェーデンの福祉か極右政党のどちらかのテーマを選んで、3000字ほどのペーパーを書く。

 

 

クォーター3・4 - Conflicts in the Global Order, 15 ECTS

前半は紛争解決学の理論を学びながら、シリア内戦についてグループペーパーとプレゼンをした。生徒層はヨーロッパからアジア、中東までさまざまいたので過去一で楽しかった。課題の難易度もそれほど高くない。

後半が問題である。紛争の話はどこへやら、いきなり世界の政治経済を学ぶ羽目になる。分厚い教科書やら本を読み、セミナーでディスカッションをしなければならない。

極めつけは、4時間ぶっ通しで行われる論述テスト(手書き、持ち込み不可)。Realism, Liberalism, Marxismなどの理論やリーマンショック、ブレトンウッズ体制の内容と崩壊の経緯、セミナーで読んだ課題などの理解度を試す問題が出題される。まじで教授の好み全開、であった。

 

 

以上だ!シラバスちゃんと読んでから授業を選ぼうな!

じゃあのー

 

(▲ストックホルムで撮れたいい写)