早稲田大学国際教養学部スウェーデン留学記

SILS生がヨーテボリ大学での留学生活をラフに綴ります!

12. 秋学期の授業を紹介するぞ

おっす~~~~おれです。秋学期が終わった。つらすぎた。ちなみに春学期がすでに始まっている。ツラい。

最後の授業は単位来るか厳しいとこですが、果報は寝て待て、というので一日8時間ぐらい寝たいと思います。(追記:テスト落ちてしまいました。再試です。寝ても果報はこなかったぜ、ガハハ)

 

秋学期が終わって言えることは、授業の選択ミスったということです。はい。もっとシラバスちゃんと読めばよかったな。その反面、やっぱり授業の雰囲気とか、教授は面白いかそうじゃないかとか、テストはどんな感じかなど、大事な情報を得られなかったところはどこか解せないのである。というのも、慶應大では各大学の留学OBがそれらの情報をレポートにまとめてくれるらしいのだ。

なんだこの差は!!!!!!!!!!!早稲田の某留学センターのHPにもそういうのあるけど、大した情報載ってないし、情報自体が古かったりするし、な~にが「全員留学目指します(ドヤ)」だ、などと思ってしまった。

 

そんでもって今回は秋学期に取っていた授業を紹介するぜ!これからヨーテボリ大学に留学する方に有益な記事である!!!!!!(かなりコア)

 

日本と違いスウェーデンでは、

1学期を4つのクォーターに分けて授業を行います。基本的に1クォーターに一つの授業しかとれず、約1か月間集中して1つの分野を学ぶことになります。だから、興味皆無な授業を取ってしまうと1か月間まじでツラくなるのだ!

 

◆◆

クォーター1 - Comparing Media Systems Around The World, 7.5 ECTS

文字通り、各国のメディアを比較しながらメディアとは何ぞやということ勉強する授業。国ごとのメディアの特徴や市場、メディアと政治の関係、スウェーデンのメディアの歴史など、メディア大好きマンなら楽しいかもしれない。ただ、EU圏の学生が多いし、ヨーロッパのメディアについて分析することが多くて(当たり前だが)、単純に面白くねえなと思ってしまった。どうせならまんべんなくやってほしかった。後半は博士課程の学生が授業をしていたのだが、これがほんとにつらい。かなりザックリ言うと、Content Analysisと称して、メディアがどのような内容をニュースにしているのかを分析しよう、というものであった。聞こえはいいが、知識ゼロの学生にいきなりSPSS(統計のソフト)を使わせて、何十もの記事を読ませ、たったの2日弱でグループペーパーとプレゼンを用意させるという、なんとも学生に優しくない博士の卵であった。もはや学生に対するいじめである。

 

 

クォーター2 - Swedish Politics in a Comparative Perspective, 7.5 ECTS

ドハマり授業。やばい。うわ、つら~っていう量のリーディングを課されるスウェーデンらしからぬ授業。けど、スウェーデンの政治や福祉を学べるいい授業。主に、他国と比較しながら、スウェーデンの政治や政党、社会保障、極右政党(Sweden Democrats)について勉強する。セミナー(ゼミ)重視の授業。イギリス人の友達とタッグを組み、日本とスウェーデンの政治を比べたプレゼンなどをした。(アジアの例を扱ったのがわたしのグループだけだったのでウケがよかった)。最後にはスウェーデンの福祉か極右政党のどちらかのテーマを選んで、3000字ほどのペーパーを書く。

 

 

クォーター3・4 - Conflicts in the Global Order, 15 ECTS

前半は紛争解決学の理論を学びながら、シリア内戦についてグループペーパーとプレゼンをした。生徒層はヨーロッパからアジア、中東までさまざまいたので過去一で楽しかった。課題の難易度もそれほど高くない。

後半が問題である。紛争の話はどこへやら、いきなり世界の政治経済を学ぶ羽目になる。分厚い教科書やら本を読み、セミナーでディスカッションをしなければならない。

極めつけは、4時間ぶっ通しで行われる論述テスト(手書き、持ち込み不可)。Realism, Liberalism, Marxismなどの理論やリーマンショック、ブレトンウッズ体制の内容と崩壊の経緯、セミナーで読んだ課題などの理解度を試す問題が出題される。まじで教授の好み全開、であった。

 

 

以上だ!シラバスちゃんと読んでから授業を選ぼうな!

じゃあのー

 

(▲ストックホルムで撮れたいい写)