早稲田大学国際教養学部スウェーデン留学記

SILS生がヨーテボリ大学での留学生活をラフに綴ります!

雑記:スウェーデンに想う ーLGBTQと日本ー

 留学初日に頭を悩ませたことがあった。トイレである。男性用トイレが見つからないのである。私にとっての男性用トイレとは、あの男性のマークを入り口にあしらい、小便器と大便器が共存するあの空間を指す。しかし、眼前には「TOALETT」と書かれた個室が3つほど並ぶだけである。おそるおそる中を覗くと、洋式便器がぽつんと置かれていた。このトイレは男性用なのか、はたまた女性用か。そんなことを考えているうちに一人の女性が声をかけてきた、「Are you in the queue?(並んでますか)」。刹那、私は返事をする暇もなく事実を了解した。この国のトイレは男女を選ばないという事実であった。

 

 思えばスウェーデンは同性愛者やトランスジェンダーなど、いわゆるLGBTQ当事者への保障が充実している。2009年に同性婚が合法化され、2011年には改憲によって性的指向に関する差別が一切禁じられている。もし某議員のように「生産性がない」などのお粗末な発言をすれば、炎上どころの騒ぎでは済まされない。

 「もし私が誰かにゲイだ、とカミングアウトをされても、その人のことを特別視することはしない。ゲイであろうと、その人はその人だからね」とスウェーデン人の友人は語る。スウェーデン人がここまで寛容的なのは、福祉国家に生きているからだと私の教授がボソッと呟いていた。スウェーデンでは、昔からフェミニストの影響力が強く、女性や子どもなどの弱者に焦点を当てる政策を一貫してきた。なるほど、その精神が今のLGBTQへの保障を形作り、国民にも受け継がれているというわけである。むしろ、今や弱者の匂いを感じさせないまでになっている。すなわち、LGBTQはもはや少数派ではなく、一個性として扱われているのである。

 

 日本ではこうはいかない。LGBTQがどうのこうのと話をすると、最近問題になっているよね、で終わってしまう。「ゲイ」の単語一つにも、「異常なもの」としての印象が根強く残っている。腫れ物に触るかのように話題にすることを避け、日本人は「沈黙」を保ちたがる。まず、辿ってきた歴史が違う。開国と共に男色文化が一気に衰退し、家制度によって同性間の関係はよくないものとして厳しく取り締まられた。大衆文化の一端にも、その傾向を見ることができる。例えば、BL漫画のほとんどは、同性愛を一種のロマンスとして冗談めかして描いている。現実との乖離が顕著な描写には、同性愛を非現実的なもの、また特別なものとする価値観が見え隠れする。ゆえに、当事者からの評価も低い。同性愛に対する寛容さが日本社会に浸透しにくい所以は、固有の歴史や文化にあるといえる。

 他方、その沈黙に恐怖を感じる自分がいる。不寛容な社会に生きづらさを感じ、命を絶つ当事者がいる中、未だに無関心であり、時には思慮のない言葉で語る者にぞっとするのである。

 

 それゆえ、私はこの眼前のトイレにこれほどない魅力を感じてしまった。扉には男性用でも女性用でもない、ひとえに「TOALETT」の文字。どのジェンダーでも利用できるのである。同性愛と異性愛を特に区別することをしない。それが当たり前の世界なのである。LGBTQの当事者に寛容な精神が具現化された、まさに理想郷ともいえる空間であろう。あと幾年費やすことになるのであろうか。「トイレ」とだけ記された個室を日本で見たい。スウェーデンに想う。(了)

 

◆◆◆◆◆◆◆

例の「演技」が私の組織の一部と化してしまった。それはもはや演技ではなかった。自分を正常な人間だと装うことの意識が、私の中にある本来の正常さをも侵蝕して、それが装われた正常さに他ならないと、一々言いきかさねばすまぬようになった。裏からいえば、私はおよそ贋物をしか信じない人間になりつつあった。そうすれば、園子への心の接近を、頭から贋物だと考えたがるこの感情は、実はそれを真実の愛だと考えたいという欲求が、仮面をかぶって現われたものかもしれなかった。これでは私は自分を否定することさえ出来ない人間になりかかっているのかもしれなかった。

三島由紀夫仮面の告白

 

 

 

 

 

11 酒屋、システムボラ―ゲット

くそさみ~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!

ヨーテボリはすっかり冬めいてきたんである。今んとこの最高気温が3度とかでウケるのだが、やばいときはマイナス10度(もしくはそれ以下)になるんだってさ、ふええ。

 

今日は身体をあっためようぜ!な!ということでスウェーデンの酒事情について語ります。スウェーデン留学を検討中のお酒が大大大大好きな早稲田大学生は絶対読んでくれよな!

 

 

スウェーデンで酒を買うといったらここ、"Systembolaget (システムボラーゲット)"であります!!!!

というか、Systembolagetでないと大した酒を買うことができません。というのも、スウェーデンではアル中防止のため飲酒に関する規制が厳しく、他の場所ではほとんど酒が売っていません。

もちろん、CoopやHemköpなどのスーパーでもビールやアルコール入りのサイダーを買うことができますが、アルコール度数が最大でおおよそ3.5%までの酒しか売っていません。品数もそこまで多いわけでもなく、どうしても物足りなさを感じてしまいます。

 

 

Systembolagetでは、スウェーデンのみならず世界各国から取り寄せたお酒を買うことができます。上の写真はデパート・Nordstanの中にある割とでかめの店舗の一部。ビールから、ワイン、サイダー、ショット、スナップスまで、いや、マジで多くね??ってぐらいかなりの種類の酒が並んでいる。絶景かな、絶景かな。

 

 

酒ひとつひとつを見ていくとこんな感じ。スウェーデンの酒といったらスナップス(と言われているそう)ですが、これは"FLÄDER"という花の香りがぶわわとくるスナップス。お値段は145KR(1797円くらい)と苦学生にとってはそこそこいい値段。

 

 

日本酒も孤軍奮闘していた。

 

あとワインの種類がクソ多い!この写真の3倍くらいのワインが店内には並んでいます。

 

種類が多くて見ごたえはあるけど、どれを買えばよいのかパルプンテ、という人は迷わず店員さんに聞いてみましょう。ちなみにわたしは迷わずそうした(チキンなので声をかけるのに手間取ったがな!)

割と驚きなのが、Systembolagetは国営の専売公社だということ。だからってわけでもないが、店員さんの説明がかなり丁寧で分かりやすい!!!!もちろん英語でも対応してくれます。

 

楽しいお酒と言ったらこれね!あたしは結構好きよ。と勧めてもらった"Varm & Kall"という酒をこの日は購入した。リンゴとシナモンの香りが程よく合わさった甘めのワインである。アップルパイって感じ。これがクソ美味い!!!!!!!!!!値段も安く周りからも好評だったので、何を買うか迷った際は強くオヌヌメする。

 

Systembolagetの開店時間は基本、月~金(10:00~19:00)土(10:00~15:00)、日は休み。

ヨーテボリに限っての話だが、Systembolagetは色んな所にあるのですぐにアクセスできるぞ!

あと、日本人は特に年齢確認を毎回と言っていいほどされるので、身分証明書(ID)を忘れずに持っていこうな!

 

以上、Systembolagetで酒を買って飲んで身体をあっためよう!!な!という話でした!じゃあのー

 

※店内の写真は許可を得て撮影しております、コンプラッッッ!

10 グループワーク恐怖症

フゥ~~~~~~~~~~~~!!!!!!(挨拶)

おれです!!もうすぐジャーナリズム(圧倒的興味皆無)が終わるぞ~~~!!次はスウェーデンの政治(興味皆無)を学びます!!!!その前に最終レポートを書かねばならない……のだが中々進まないのでブログを書いてしまうのだ。

 

SILS(早稲田大学国際教養学部)の授業もそうですが、こっちの授業はやはりグループで何かやることが大半です。例えば、グループでプレゼンやったり、ペーパーを書いたりと、個人主義(ぼっち)なわたしにはまっこと辛いものばかりです。何がつらいって、人と話さなきゃいけない!!!!!!しかも英語で。当たり前だがな。

 

 わたしの通うキャンパスである。

 

今取っているジャーナリズムの授業もグループワークが多いです。とりわけつらかったのが、「国際的な出来事を新聞社がどのように記事にし、その記事が社会にどのように影響を与えたかを分析せよ」というお題。条件は、2か国を選び、各国10記事を2つ以上の新聞社から選び、SPSS(統計ソフト的なもの)を使い分析しながら2~4人のグループでペーパーを書きプレゼンをする!というもの。つらい!!!!!

 

わたしはコミュ障というか人見知りであります。面白い話ができません。初見の人と共同で何かをするとなると、口がカラカラに乾き、脇汗がどわっと出て、相手の視線がやたらと気になるキョロ充へと化してしまいます。そもそも一人でいることがけっこう好きなのである(ゴロゴロしながらYouTubeみたりとかな!!)

 

そんな中、授業という限られた時間の中でグループを作らなければならないのです。ストレスフル!!!!意を決して横にいた学生(初見)に「一緒にやらない?」と声をかける。その子はすでに三人でグループを作っていたらしく、「まじかよ」という顔されつつもグループに入ることに成功する。が!!!!まさかの3対1(女:男)で、しかもみんな母語がドイツ語(ドイツ人とオーストリア人二人)という、自らをアウェイに追い込んでしまったことに後々気づいてしまったのだ!!!!これですね~~~~うちの大学は女性が多いってのとドイツ人が多いらしいです。ちなみに今のクラスには男性は五人しかいません。嗚呼、ヨーテボリ大学って感じである卍卍

 

 

そんで期限まで2日ぐらいしかない課題に向けてしこしこと始めたのですが、怒涛の英語……!

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ええなんでそんな話すのってぐらいみんなしゃべりまくる。わたしの英語は流暢さに著しく欠けるため、うんうんそうだねって相槌を打つことしかできません。ウケる。もうね、空気。空気です。グループにいるのかいないのか分からない存在になるわけです。つらい。しまいにはドイツ語で話し始めてしまい、まじでわからなくなってしまう。これはやべえと思い、たどたどしい英語で発言を試みる……も大したことが言えず再び空気と化すわたし。英語クソ!SPSSってなんだよクソ!!!ジャーナリズムうんこ!日本語万歳!!日本万歳!!とやけになり、受験生のごとく中島みゆきの「ファイト!」をリピりながらふて寝してしまった。

 

後日。まじでつら~~と思っていたのですが、英語がくっそ下手なわたしでもすんなり会話することができたのである!!それがスモールトーク!!!!!家族のことやら趣味やら、そこまで難しくない話題について適当にしゃべっていくというものです!!まあこれ、英語話す話さないに限らずみんな最初はやってると思うんですが、わたしはやってなかったのだ。語彙レベルもそんなに高くないからけっこう英語もスラスラ出てくる。昼飯のパスタを食いながら話してるうちに、距離感も少しずつ狭めることができ万々歳!何かしら自分からアクションを起こすことが大事です。んねっ。ただでさえ何者かもわからんのに黙っていたら、相手だって扱いに困る。んねっ。ほんとにしょうもないことでもいいからなんか話してみましょう。うん、できるできる。

 

そんでなんとかペーパーを仕上げプレゼンを終えることができました。プレゼン中、みんなFacebookとかYouTube見てたけどな、ガハハ!!!こんなつらいグループワークがこれから先もたくさんあるんだろうなと考えると気が重い。一寸先は闇。もし、グループワーク苦手なんよな~~~~って人はこの記事が少しでも役に立っていたら歓喜

 

以上、グループワーク恐怖症、についてのお話でした!今日もヨーテボリの冷たい水の中をふるえながらのぼっていくぜ!!!!!!!!!!!さばらだ!!!!

 

 

 

 

 

09 PANT、容器回収、金券ゲッツ

おっす、おれです!!最近忙しいのとだるいのとでブログの更新をおろそかにしてしまいました。相変わらず学校が辛い。辛すぎる。ジャーナリズム(興味皆無)をグループワーク(コミュ障)で学び、しかも英語(嫌い)を話さなければならないのだからな、ガハハ!!!!!!!!!!!

 

今日はPANT(パント)で金券をゲッツしてしてきたゾ!という話をします。

PANTというのは簡単に言うと、カンやビン、ペットボトルを専用の機械に入れると少しばかり金券として還元されるという、ちょい得ウェイポ~な容器回収システムです。

 

だからといってなんでも回収してくれるわけではありません。上の写真のように「PANT1KR」と表記されているもののみ回収してくれます。500mlの容器だと1KRですが、2Lペットボトルとかだと2KRほど還元してくれます。ビール缶とか水とかコーラやファンタのペットボトルなんかはほとんどPANTできました。

 

 

これがPANTの機械である!!!!!基本的にどこのスーパーにも設置してあるような気がします。この写真は行きつけのCoopで撮ったもの。ちなみに上の写真はビン専用の機械です。他にカン・ペットボトル専用の機械があります。PANTのやり方はいたって簡単で、穴の中にじゃんじゃん入れていけばどんどん回収してくれます。もし投入した容器がPANT用でなければ回収されない仕組みになっています。容器を全部入れ終わったら最後にボタンを押しましょう!!!!緑色の「Pantknappen」を押すと、還元された分を金券としてゲットできます。ちなみに黄色の「Bistandsknappen」を押すと、アフリカに寄付されると書いてあった(”アフリカ”って雑だな~~~~~~)。

 

 

迷うことなく緑色のボタンを押すと、このようにレシートのような金券が出てきます。今回は1KRの容器×8本と2KR×2本で12KRを稼ぐことができました。150円くらい。レジの店員にこれを見せると換金してくれます。この金券はPANTした店舗や同じ系列の店、つまりCoopでPANTしたら他店のCoopでも換金できるそうです。金券の起源は3か月。10本PANTして、安いビール缶一本ぐらいの金額しか還元されませんが、ただ捨てるよりかはマジ有益!!!!!!!!

 

以上、PANTで金券をゲッツしてきたゾ!という話でした!!

さばらです!じゃあのー

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08 2週間過ごして知ったことと感じたこと

おっは!!スウェーデンヨーテボリに来てもう2週間が経ってしまいました!時が過ぎるのはまっこと早い。安住の地を離れてしまうと死んでしまうぐらい寂しくなるマンなのですが、自慢の適応力でなんとか慣れてきたぞ!!!!そこで今のところ感じてることを適当に書くので適当に読んでください。いくぞ

 

こっちにきてまず思ったのがキャッシュレスの便利さであります。スウェーデンで現金を使うことはほぼなく、基本どこでもクレカが使えて、どんなに少額でもカード払いをします。あとトイレの代金もカードでいけます。そう!!!!!!トイレが有料なのである!!!!日本に安住していたマンなのでちょっと驚いた。が、そんなに不便ではない。さすがに大学とかは無料だけども、デパートや駅のトイレを使うには5~10SEK(60円~120円)が必要になります。

 

 

あと今最大に困っているのが、郵便!!わたしはWi-Fiルーターを日本から持ってくるのを忘れ、安いの売ってるだろ~~~~~~とカマをかけて電気屋に行ったのですがこれがまじでクッソ高い。ぽんこつルーターでも4000円とかするのである。高杉。根っからのケチ症なので日本からルーターを送ってもらうことにしたのですが、4日~5日で届くのを2週間待ってもまだ来ていません!!!フゥ~~~~~~!!!!!追跡番号も控えていないのでおそらく終わりです。オワリ。

 

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スウェーデンの郵便や配達は、Postnordという民間の会社が運営していますが、あまり活発ではありません。しかもポストに入らないデカい荷物は、ポストに投函された通知書を持って、近くのスーパーに内設されているPostnordに自分で取りに行かねばないのである!!!だるい!!それとスウェーデンにはAmazonがありません!!!!!!!!!ルーターを買おうとしたらありえんくらいの配送料と日数がかかる!!!!こっちに来る前にある程度のものは買っておこう!!ね!んねっ!!!!

 

予想してたけどふええとなったのが、やはり移民が多いということです。予想していたよりもたくさんの移民がいてびっくりした。アフリカや最近は中東からの移民が多いと言っていました。スカーフをかぶっている女性もたくさんいます。時間帯にもよるけど、わたしの寮の近くのKvibergというところはあまり治安がよろしくないので、はたから見てこええなと思うこともあります。学生寮選ぼうとしてるやつは極力Kviberg避けような!!!!!!

 

 

 

あと食い物がそんなにおいしくない……。人生初の本場のIKEAで食べたご飯があんまりおいしくなかった………。スウェーデンには外食する習慣があまりないのである。気軽にダルシムのカレー食いに行こうぜとかできないのである。うう。大学にも学食はなく、ちっさい売店がある程度です。みんな自分で作ったお弁当をもしゃもしゃ食べている。生活力が上がりそう。物価が高いのも影響しているのだろうか……。でもケバブコスパもいいしクソうまいし腹にたまる!!あとコンビニで売ってるホットドッグ!!!!!!!Pressbyrånっていうコンビニだと15SEK(180円くらい)であっつあつのホットドッグが食えるのだ!!!!ケチャップとかマスタードとかオニオンフライのカスみたいなのもかけ放題である。

 

 

あとヨーテボリでというかスウェーデンで大好きなのは、のんびりしているというとこです。来た当初は片田舎!人生~~~~とか言ってしまったのですが(失言)、公園や川の近くで日なたぼっこをしながらお弁当を食べたり、Fika(お茶とか甘いものを食べながらお話する文化、なのに未だにやったことがない、やばい)で友達と話したり、街のいたるところに緑があったり、海が穏やかであったりとそんなとこが好きであります。

 

以上、2週間過ごして知ったこと感じたこと、でした!!めちゃめちゃ適当な記事になってしまった!!!!すまん!さばら~~~~

 

 

 

07 ザリガニを食う

おっす~~ついに授業が始まりました~~~~つら~~~~~~~~。

20人ぐらいの少人数のクラスなのですが、ほぼほぼドイツやフランスといった近隣から来た人ばかりでつらい。何がつらいかって自国の言語で話しちゃってるんだな~~。ということはだな~、会話についていけないのだ~~だは~~。今週はグループプレゼンでチームでいろいろとやらなきゃなのだが、つらいから暇つぶしにブログを書いてしまうのだ。

 

今回は、ザリガニを食べたよ、という話をします。ヨーテボリ大学には日本語学科なるものがあり、そちらの学生と日本から来た留学生でザリガニパーティ(スウェ語でkräftskiva)をしました。ヨーロッパではスウェーデンが発祥の地だそうで、8月あたりに毎年行われるイベントだということ。いや、ザリガニ食うのかよ、マジかよって感じだったんですが、これがクッソ旨い。エビよりうまみが深いというか塩味がほどよく効いてて、しかも蟹味噌ならぬザリガニ味噌がクッソ旨い。

 

 

パーティに遅刻した挙句、早々にどんちゃかどんちゃかやってしまったので、写真のクオリティが低いです…すまん……。タッパーに入ってる赤いやつと手前のピンク色のやつがザリガニ。赤いザリガニは冷凍で、ピンクはスーパーの生鮮食品コーナーや市場で売ってる新鮮なザリガニ。ピンクのほうがうまい。写真ではまっこと分かりにくいのですが、日本のザリガニよりもかなりデカいです。わたしが東北の片田舎の川や田んぼで釣っていたザリガニとはわけが違う。このザリガニの身にチーズケーキ的なの(ぜんぜん甘くないチーズケーキ)をのっけるとまじ最高。

 

パーチーに欠かせないのは酒だよな。高いからあんま飲ませらんねえよってのを飲ませてもらいました。タックサムケット。酒の詳細はわからんのですが、クッソうまい。花とレモンの香りがぶわわわわわっとくるさわやかな味。

 

これはお隣フィンランドのお酒らしいです。ショットで飲むとすっきりさわやかミントの味だけど味わって飲むとまじモンダミン

これは消えゆく意識の中でコーラの味がした、ような気がする。

 

ショットのときにはスウェ語で歌を歌います。ショットしすぎて記憶が定かではないのだがこんな感じだったような気がする。

youtu.be

 

 

ホームパーティなるものに参加したのは初めてだったのですが、思ってた以上に最高に楽しいということが分かりました。みんなでわいわい話したり踊ったりと純ジャパコミュ障には未知の体験でありました。友だちいなくてつらみ、とわたしのようにかわいそうなやつは、こういうパーティにどんどん参加しような!!てかパーティ楽しすぎて帰り道にヨーテボリの中央駅で一人で寝てしまった。ウケる。シンプルに危ねえ。気を付けよう。トラムがわりと遅くまでやっていたのに救われた。

 

またいろいろ書くので読んでください。じゃあのー

特別出張記事ー日本人の心は米―

おっすおっす、ボクです!

そう!例のあの人です!「おれ」のブログにちょくちょく登場する「ベスティ(ベストフレンドの【形】)」です!

ボクはデンマークコペンハーゲン大学にSILSから留学生としてきています。「おれ」くんより一か月ほど早く北欧入りし、「おれ」くんが日本でしこしこしこしこと平成最後の夏を楽しんでいるところ、ヒーヒーフーフー言いながら語学を勉強していたんである。 北欧を勝手に愛し、メンヘラ並みにデンマークに愛を注ぎ、今回でデンマークスウェーデン共に3回目の渡航というなかなかの変態だぞ!

 今回は語学の授業と正規の授業の狭間にある、つかの間の休みを利用してボクが一方通行にメンヘラ並みの愛を注いでいるベスティに愛に来たぞ!デンマークスウェーデン近いしね!!!!!!(片道4時間)

 

てなわけでボクのベスティこと、早稲田大学国際教養学部日本文学研究科修士1年(予定)(自称)(というかそんな学科は無い)の「おれ」くんに代わって、出張記事を書かせていただきます~。

 

 

今回の題材は留学中の料理についてだゾ。

何を隠そう「おれ」くんは料理があんまり得意ではないのだよね。朝:バナナとシリアル、昼:バナナ、間食:バナナ、夜:パスタ(床にぶちまける)、夜食:バナナという食生活を送っている模様。ゴリラのかたですか??(しかし自分が食べるときに「ウホッ?(バナナ食べる?)」とボクにも聞いてくるあたり、なかなか紳士的なゴリラである。)

それに引き換え、ボクは三度の飯より食事が好き、食に関して津軽海峡よりも深く貪欲なフードファイターなのだ!!!(要するにデブ)

 

というわけで、留学中に日本食が恋しくなっても生きていけるようなかんたーーーんなレシピを紹介するニダ~

 

レシピその一【ホッカホカ白米】

日本人が長期で日本を離れたとき、真っ白ホカホカごはんが恋しくならないことなんてあるのだろうか。(いやない)(反語)

「たいへんたいへーーん!炊飯器がなくっちゃごはんがたけないよ~~~><」と思っているそこのあなた!!大丈夫です。ごはんは鍋で炊けます。ほんとです。私を信じて。怖がらないで。

それではいきましょう!

 

用意するもの)

〇生米(Coopとかで売ってる、「Grotoris」とか「Sushi Rice」って書いてある)

〇水(水道水でよいよ)

〇鍋

〇ふた

〇ざる

 

絶対にこれら5つは必要です。何が何でもそろえましょう。「鍋もふたも水もあるけど生米がないよ~~><」と思った方はとりあえず帰れ。何しに来たんだ。

 

 

手順①

お米を計って水加減を調整します。

ごはんを炊く上で一番重要なのが水加減です。水が多ければビシャビシャ(おかゆ)(飲めるごはん)に、少なければ芯が残ってしまいます。

「鍋 ごはん 炊き方」とグーグル先生に丁寧にご意見伺い奉るとだいたい「お米二合に対して水450mlが目安」などと具体的な数字が出てきます。ですが!どんなときも具体的な数字が役に立つとは限らないんだよね。「売り上げ件数が伸び悩んでいるときと留学中に鍋でごはんを炊くときは曖昧な表示をするべきである」って普通なら義務教育段階で習うはずなんですけどね~~~。

なんでかってゆーとお米一合は1カップ、つまり180mlなのですが、そんな都合よく留学にキッチンスケールが全て整っているわけがないよね?ね??(ボクはなかったヨ。)

でも大丈夫。何かしらの容器があればおけ!なのです。

 

試しにコップ(ほんとに何でも大丈夫)を使ってみましょう。

生米コップ1杯分を鍋で炊くとき、水を計るのも同じコップを使います。生米と水の割合は1:1.1または1;1.2です。要するにコップ一杯の生米には同じコップでそれよりちょっと多いくらいの水を入れればよいのです。ね?簡単でしょ?正確にはかりを使ってこの割合を出す必要はありません。「あー?このくらいかな?」くらいの気持ちで大丈夫です。

 

手順②

ごはんを炊く作業にはいります。

ここで重要なポイントを一つ。お米は炊く前に水に浸けておく必要があります。とりあえずお米を研いだら適当な量の水にお米を浸けます(浸るくらい)。この作業、とても重要です。生米とは言わば保存がきくようにフリーズドライ加工されているわけです。ますそのフリーズドライ状態から本来のフレッシュな状態に戻さなければなりません。夏場は30分冬場は1時間とグーグル先生に指示されますが、明らかに白濁し丸みを増すのでその状態になればおけです。お米がフレッシュな状態に戻ったらざるにあげます。水を切りましょう。一度浸水させたらざるにあげた状態で一日放置しても問題ありません。

 

 

手順③

火にかけます。

水切りしたお米と先ほど述べた量の水を鍋に入れます。なるべくお米は平にしましょう。炊きあがりにむらが出てしまいます。鍋を火にかけます。焦げを防ぐために中火がいいです。しっかりとふたをします。沸騰するまで待って(ポコポコいうか吹きこぼれはじめる)沸騰したらそのまま2分→ちょっと火を弱めて3分→弱火にして5~7分と火加減を調節していきましょう。5~7分のポイントは「水が無くなるまで」です。ぱりぱりと音がし始めたらおこげができ始めている音です。

火にかけ終わったらふたをしたまま10分以上蒸らします。

あっ、ふたですけど中身を確認する程度なら開けても大丈夫ですが、ふたをしないでお米を炊くことはできません。気を付けて。火にかける最後の過程で水かなくなったか確認するためにふたを開けても良いのですが、蒸す作業に入る前にふたを戻して30秒くらい待ちましょう(鍋の中の温度をあげるため)。

蒸らしが終わったらおいしいホカホカごはんの完成です!しゃもじがなくてもスプーンか何かでごはんを混ぜましょうね!!!

涙をながしながら日本への思いをかみしめながら食べてください!国民の義務です!!!

 

 

めちゃくちゃ長い記事になってしまった。ごはんへの愛が強すぎて詳しく書きすぎてしまった。すいません。土下座。スライディング土下座。

しかしこれで海外生活を強いられるSILSの迷える子羊たちの胃袋と心の健康と日本へ帰りたさみを救済できれば幸いです。およよ。(もちろん某高田馬場外語大学学生以外のかたのごはん問題にも役立てていただきたい。)

 

以上今回はこれで終わりです!

また機会があったら出張記事をかくゾ!

ではばいちゃ~☆彡